Vibe Kanban を Claude Code + AWS Bedrock + zsh 環境で動かす¶
概要¶
AWS Bedrock を用いた Claude Code を使って Vibe Kanban を動かそうと動かそうとしたが、Vibe Kanban は Claude Code のログインを前提としており、そのままでは動かせない。 Vibe Kanban は コーディングエージェント実行時のコマンドを上書きできる。 AWS Bedrock を用いた Claude Code を起動するコマンドを作成し、Vibe Kanban に設定することで AWS Bedrock を用いた Claude Code を Vibe Kanban で利用できる。 しかし、コマンド実行は bash で行われるため、私のように zsh 環境でコマンド作成している場合は工夫が必要。
Vibe Kanban とは¶
Vibe Kanban は、コーディングエージェントのためのカンバンボード。 チケットごとに異なるコーディングエージェントを使用したり、複数のコーディングエージェントを並列またはシーケンシャルに実行したりできる。 GitHub 連携することで Pull Request の作成もできる。Vibe Kanban の個人的に気に入っている点は、Git Worktree を使って各チケットごとに異なるブランチを作成し、作業を分離しているが.env
のように git の追跡対象外のファイルも設定で共有できること。 Git Worktree 単体であれば git の管理外のファイルは共有されないが、Vibe Kanban では設定で共有できる。
利用にあたっての課題¶
概要でも述べたが、Vibe Kanban は Claude Code のログインを前提としており、初期設定では AWS Bedrock を用いた Claude Code を利用できない。 Vibe Kanban は コーディングエージェント実行時のコマンドを上書きできるが、コマンド実行は bash で行われるため、私のように zsh 環境でコマンド作成している場合は工夫が必要。
解決¶
AWS Bedrock を用いた Claude Code 実行するコマンドを作成¶
AWS Bedrock を用いた Claude Code を使うコマンドを作成する。 zsh からの利用を想定しているため、~/.zshrc
に以下のように記述する。
ポイントは--dangerously-skip-permissions
オプションを付与すること。 これを付与しないと、Vibe Kanban から Claude Code を実行した際にファイルの作成や編集の権限がなく、エラーが発生する。 Vibe Kanban から Claude Code を実行する場合に--dangerously-skip-permissions
オプションを付与する設定があるが、うまく機能しなかったのでコマンドに直接付与する形にした。
Vibe Kanban の設定¶
次のように Vibe Kanban の Coding Agent の設定を変更する。Claude Code の bedrock プロファイルを追加し、base_command_override
に先ほど作成したコマンドを指定する。 このコマンド実行は bash で行われるため、zsh の設定を読み込むようにzsh -c 'source ~/.zshrc > /dev/null 2>&1 && my-claude-code'
としている。
タスク実行時に今回設定した bedrock プロファイルを選択することで、AWS Bedrock を用いた Claude Code を利用できる。 余談だが、コマンドをalias mc='my-claude-code'
のようにエイリアスで設定しても、Vibe Kanban からは実行できなかった。
まとめ¶
Vibe Kanban は Claude Code のログインを前提としており、そのままでは AWS Bedrock を用いた Claude Code を利用できない。 Vibe Kanban は コーディングエージェント実行時のコマンドを上書きできるため、AWS Bedrock を用いた Claude Code を使うコマンドを作成し、Vibe Kanban に設定することで AWS Bedrock を用いた Claude Code を Vibe Kanban で利用できる。 しかし、コマンド実行は bash で行われるため、私のように zsh 環境でコマンド作成している場合は工夫が必要。